悠久のラボラトリ

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2. 「うに」と「栗」その1

アトリエシリーズ永遠の謎。「うに」は果たして栗なのか!?

まず留意したいのは、アトリエ世界と我々の住む世界では当然言葉が違うということです。現実世界の百科事典を持ってきて「どう見ても栗」などと言ってはいけません。

というわけで、作中で書かれている図鑑の記載をもとに、まずは、「うに」と「栗」の違いについて触れている作品を見ていきましょう。

栗じゃないよ派

グランファンタズム、トトリ、ネルケの図鑑では「栗ではない」という強い意志が感じられます。

DSアトリエでは「クリのようなとげが付いた植物」と書いてあり、こちらもあくまで「クリ」ではないという意志を示しています。

ロロナ、メルルの図鑑では栗かどうかには触れていませんが、海の生物とは違うものだという主張をしています。

ライザ2・3では「うに」とは別に、海で採れる素材として「くり」が登場します。

栗でしょ派

ザールブルグの主人公たちはこのトゲトゲ物体を「うに」と呼ぶことに懐疑的です。

また図鑑には記されていませんが、エターナルマナ2のヴィーゼは「うに」の初調合時に漠然とした疑問を感じています。

うにー!派

ここまで紹介した作品以外に登場する「うに」は、基本的には疑問を持たれず、自然に受け入れられているようです。(「ウニ」については後ほど改めて触れます)

結論?

…というわけで、作品によって扱いはマチマチです。基本的にはザールブルグとグラムナート以外は「シリーズを超えたら別世界」という扱いなので、まあ当然かもしれません。

個人的に最も興味深いのは、アトリエシリーズの始まりであるザールブルグシリーズでの扱いです。主人公たちが「どう見ても栗」と言っているものが、なぜ「うに」と呼ばれているのか。次のページから少し想像してみましょう。

次:3. 「うに」と「栗」その2