エスカ&ロジーのアトリエ ダメージ計算各論
目的
エスカ&ロジーのダメージ計算まわりの仕様を検証してきた結果について色々書いていきます。普通にプレイする上では要らない情報ですが、縛りプレイ、やり込みプレイの助けになるかもしれません。
スキル強化について
「スキルの威力を上昇させる」と書いてある効果は様々ありますが、スキル威力強化には2種類あることが分かりました。
- ほぼ全ての武器攻撃に適用される強化。「基本スキル強化」と呼ぶことにします。上限は合計で+100%(2倍)。
- いわゆるスキル攻撃にのみ適用される強化。「スキル攻撃強化」と呼ぶことにします。
代表的な効果・潜力がそれぞれどうなっているかは以下の通り。装備の主効果のスキル強化には効力補正があるので、「スキル強化・強」については効力最大時の値を載せています。
効果 | 基本スキル強化 | スキル攻撃強化 |
---|---|---|
武勇のソウル | 100% | 50% |
セービングスキル | 50% | 50% |
快刀乱麻の追撃 | 25% | 25% |
スキル強化・強(探宝のグリモア) | 27% | なし |
魔法使いの素養(ウィルベル) | 10% | なし |
スキル攻撃には「基本スキル強化」と「スキル攻撃強化」倍率が両方、スキル攻撃以外の攻撃には「基本スキル強化」のみの倍率がかかります。
例1:「武勇のソウル」のみが付いている場合、基本スキル強化が2倍、スキル攻撃強化が1.5倍。なのでスキル攻撃は3倍、それ以外は2倍。
例2:「武勇のソウル」と「セービングスキル」が付いている場合、基本スキル強化が2倍(上限のため)、スキル攻撃強化が2倍。なのでスキル攻撃は4倍、それ以外は2倍。
アイテムの威力値について
倍率強化
「究極の破壊力」や「ジャンボな祝福」など、○○%増加、と書いてあるものです。
反比例強化
「秘伝の破壊力強化」などが挙げられます。倍率強化とは独立で、基本威力値をもとに強化量が計算されます。あと攻略本の式に間違いがあって、正しくは以下の通りです。
基本威力値をXとする。潜力ごとに決められた範囲(例:秘伝なら320~400)から乱数Aが選ばれ、
- X<Aならば、増加量はA (定数)
- X>Aならば、増加量はA×A÷X (Xに反比例)
プロットしてみるとこんな感じのグラフになります。
効力補正
アイテムの効力による補正です。効力120で1.35倍です。
アイテム強化&基本スキル強化
以下の3つが加算されます。
- 基本スキル強化(上限100%)
- エスカのパッシブスキル「古き錬金術の知恵」(50%)
- エスカのスペシャルサポートによるアイテム威力上昇(スペサポ強化後なら50%)
合計で最大+200%(3倍)です。
威力値計算式
( (基本威力値) × (倍率強化) + (反比例強化) ) × (アイテム強化) × (効力補正)
倍率強化と反比例強化を別々に計算した後にそれぞれ適用する、というのは分かりづらいかもしれません。
アイテムのダメージ計算式
これは攻略本の式が全然違うのでちょっと触れておきます(もしかしたらアップデートかVita移植で修正が入ったのかもしれません)。
前の項目で計算した威力値がそのまま基本ダメージになります。レベルに関する項はありませんし、攻略本の式のように威力値が2乗でかかることもありません。