悠久のラボラトリ

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ネルケと伝説の錬金術士たち 過去作品元ネタまとめ

「ネルケと伝説の錬金術士たち ~新たな大地のアトリエ~」。アトリエ20周年記念企画の集大成であり、これまでのアトリエ作品の主人公を筆頭にたくさんの歴代キャラクターが登場して一緒に街づくりをするというゲームです。

既にプレイした人には分かるかと思いますが、歴代キャラクター同士がシリーズを超えて会話するイベントではそれぞれの作品のイベントや設定にちなんだネタがたくさん盛り込まれています。それをまとめて紹介しょう、というのがこのページです。

全ては書いていないです。比較的古めの作品について多く載せています。

過去作品のスクリーンショットは、持っているものはなるべく載せています。もちろんネルケ・過去作品ともにネタバレを大量に含むのでご注意ください。

※DLCの追加イベントの内容を元に少し書き足しました。

各シリーズのキャラの関係性について

アーランド以降のシリーズは3作品が時間の流れに沿って進むように構成されていますが、過去シリーズはそうでないものもあるので少しおさらいです。過去作品プレイ済みの人にはお馴染み。

ザールブルグ、グラムナート勢

これら初期2シリーズは、他シリーズと違って明確に同じ世界を共有しています。「グラムナート地方はザールブルグから遥か東方に位置する」とされていて共通の場所が舞台になることはありませんが、会話イベントで触れられるアイゼルとヘルミーナが共通で登場します。

彼女たちの年齢から作品間の時系列を割り出すことが出来て、「リリー→ユーディー(ゲーム中の時代)→マリー→エリー→ヴィオラート」という時系列になります。ユーディーの元の時代はそれより約200年も前です。

会話の様子から、5人の中でユーディーだけは同じ世界から来たことに気づいているようですね。

DLCにてアイゼルやヘルミーナ・イングリドのイベントが追加されたので、時系列を簡単に表でまとめてみます。年数は各作品のゲーム開始時が基準です。

作品 経過年数 共通登場キャラについて
リリー - イングリドとヘルミーナは10歳で、リリーを「先生」と慕う。リリー達の尽力によってザールブルグアカデミー設立。
ユーディー ↑の8年後 ヘルミーナは18歳、修行の旅をしている。ユーディーと知り合い、パーティメンバーとして参加可能。
マリー ↑の12年後 イングリドは30歳、アカデミーで教師をしていてマリーの担任として登場。マリーは19歳。
エリー ↑の6年後 マリーはアカデミー入学前のエリーを病から助けた命の恩人であり、後に再会してパーティメンバー参加可能になる。エリーの担任はイングリドが務め、同級生アイゼルの担任はヘルミーナが務める。マリー25歳、エリーとアイゼル15歳、イングリドとヘルミーナ36歳。
ヴィオラート ↑の7年後 アイゼルは22歳、ヴィオラートに錬金術を教える。師弟関係という程ではないが、たまに参考書をくれたりする。パーティ参加も可能で、各所で話しかけると何かとエリーのことを話す。

イリス勢

イリス3作のうち、「エターナルマナ」「エターナルマナ2」は同じ世界での話です。「エターナルマナ2」のほうが過去です。

ネルケには登場しませんが、2作を繋ぐのは「イリス・ブランシモン」というキャラです。彼女は幼い女の子としてヴィーゼの前に現れ、やがて彼女と暮らすことになりブランシモン姓を名乗ります。

そのイリスの娘…正確にはイリスがホムンクルスとして造り出したのが「リイタ・ブランシモン」です。姓が同じなのはこういう理由になっています。

なお「グランファンタズム」は前2作と別の世界であり、ネルケに登場する「イリス・フォルトナー」とは明示的に関係が示されてはいません。

マナケミア勢

こちらは「マナケミア」のほうが過去で、ヴェイン達の卒業後しばらくしてアルレビス学園に入学するのがロゼとウルリカです。

ヴェインとロゼ/ウルリカの間に原作での面識はありません。ヴェインの先輩であるグンナルが教師となってロゼの担任を務めたり、何人かのキャラは継続して登場しています。

アーランド勢

アーランドシリーズは時系列順になっていて、メルル時点で3人とも面識があります。

ただ「新・ロロナ」ではトトリとメルルがタイムスリップをして過去のロロナと会っています。そのため3人ともがメルル終了時点の記憶で来ている可能性と、タイムスリップで会った状態で(つまりロロナは主人公当時の記憶だけを持って)来ている可能性があります。恐らくタイムスリップの方ではないかという情報もありますが、確証は得られていません。

黄昏、不思議勢

これらのシリーズは素直に時系列順になっていて、それぞれ主人公同士で面識もあり、タイムスリップもしないので最もシンプルです。

基本的にはキャラデザインは初登場時の年齢に合わせつつ、お互いに面識のあるシリーズ最終作品の状態でヴェストバルトに来ている、というスタイルになっていますね。

DSアトリエ勢

DLCで登場したので追加!

DSアトリエは「リーズ」「アニー」「リーナ」の3作ありますが、世界としては共通です。

「リーズ」の舞台はオルドール王国の首都ミスリーン。リーズは元々ランデル王国のお姫様ですが、王家の借金により国が差し押さえられ、城を脱走してオルドール王国で金策に励みます。

「アニー」の物語の舞台はセラ島というリゾート開発地です。これを主導しているのはオルドール王国で、国王様などが引き続き登場しています。リーズも登場し、パーティキャラになってくれます。

「リーナ」の舞台はシュトラール王国というところで、前2作のキャラクターが直接登場することはありません。「アニー」に登場するフィズというキャラクターが書いた参考書が登場することから、共通の世界であることが分かります。

イベントネタ

ぷにとプニ

ぷにぷには元々「ぷにぷに」「赤ぷに」などひらがな表記でしたが、不思議シリーズでは一部を除き「青プニ」などのカタカナ表記になりました。

「ネルケ」でも不思議シリーズのキャラクターが喋るときは「プニ」になっていましたね。形状の違いや、体液を素材として使うことなど各シリーズでの特徴についても語られました。

うにとウニ

これまでの作品から「うには栗で、ウニは鉱石や金属でできたもの」という仮説がありましたが、ユーディーの口から改めてそれが語られました。

うにには毒がある

マナケミアシリーズのうにには毒があります。

パメラさんの故郷?

お馴染みパメラが初めて登場するのは「ユーディー」で、メッテルブルグという街の宿屋にいます。ランドマークの宿屋を建てたときのパメラのセリフは、初登場の場所であることが理由です。

また、ハゲルと違ってパメラが過去シリーズの記憶を持っているという点について。確かに過去のパメラも何度か、それ以前のシリーズの記憶を持っているような発言をしたことがあります。下記は「グランファンタズム」でのパメラですが、「ユーディー」「ヴィオラート」で冒険者としてパーティー加入していたときの記憶を持っているのだと想像できます。

地球儀

最近ではもっぱら攻撃アイテムですが、初期の作品のいくつかではアトリエに地球儀が置いてあって調べると回すことができます。回しすぎると壊れて、自費で修理しないと直りません。

サボろうとするお兄ちゃん

「ヴィオラート」でも自分のお店を持つというシステムがあり、バルテルはその店番を雇用費0で頼めるキャラです。ただ調合していると頻繁にサボりたがります。

ルローネ

「エターナルマナ」にはルローネという、マルローネとそっくりなキャラが登場します。公式には「ちょっとしたお遊びで、脇役に過去の作品のキャラっぽい人をちょこちょこ入れています」と語られていて、別人ということにはなっているようです。

リイタの体質

前述の通りリイタはホムンクルスであり、その命は「賢者の赤水晶」とマナの力によって支えられています。

「エターナルマナ」本編においてはリイタの賢者の赤水晶が奪われ、クレインがリイタを救うために賢者の赤水晶を調合する、というのがメインストーリーの目的の1つになっていました。

フェルトの剣

フェルトは「喋る剣」アゾットと出会い、彼とともに戦っていました。アゾットは錬金術で作られた剣であり、かつての錬金術士エラスムスの人格が宿されていましたが…「エターナルマナ2」のエンディングにてアゾットはその力を失います。

このアゾットの力の源となっていたのも「賢者の赤水晶」です。

武器の癖

エッジがエンデルクに指摘された「色々な武器の癖」。エッジのメイン武器は機械剣ですが、ブレイズというシステムによってマナの力を借り戦闘スタイルを変化させることができます。各ブレイズ形態によって装備できる武器も異なります。

グランファンタズムのキャラたち

エッジが「自分が死んだことに気づいていない幽霊」の話をしていましたが、これはサブイベントで登場するレイズというキャラです。よくこんなところのネタを引っ張ってきますね…

ついでに「天使」はルフィーナで「歌うのが大好きな子」はレプレです。こちらは分かりやすいですね。

ヴェインと猫

「マナケミア」本編ではヴェインと一緒にサルファという黒猫がいました。サルファはヴェインと会話することが出来て、中盤まではサルファがマナだと思われていましたが…実はヴェインのほうがマナであったことが終盤に判明します。

友達のカバン

「マナケミア」のフィロが持つカバンは武器でもあり、取り出したものを投げつけて攻撃します。その原理は誰も知らない。

留年した先輩

グンナルはヴェインの1つ上で、ヴェインの卒業までパーティに加入し続けるために(?)留年しました。

ロゼのぷに語

ロゼのパーティメンバーには「ぷによ」というキャラがいて、ぷにぷにに育てられぷにぷにを家族と慕う女の子です。彼女のイベントではぷにぷにの様々な生態が明らかになります。

敵対するぷにぷに達から決闘を申し込まれた時に、ぷによに成りすますためにロゼが習得したのがぷに語です。文章で書くと意味不明なイベントですが、それが日常となっているのがマナケミア2。

似てるところがあるシリーズ

色々なところでキャラの共通点がイベントの話題になっていました。

喋るモノ

先程も書いたフェルトの「喋る剣」はアゾット、ソフィーの「喋る本」はプラフタですね。

嫌味とメガネ

マリーが話しているのはクライスで、ヴェインが話しているのはロクシス。ともにお手伝いキャラとして登場します。

キャラBGMのタイトルもそれぞれ「メガネが笑う」「メガネが耽る」と似ています。

巨大ぷに

「リリー」と「エターナルマナ」にはともに巨大なぷにが登場します。特に「エターナルマナ」のほうでは中に入れます。

戦う妖精さん

ヴィオラートが話しているのはパウルで、ヴィーゼが話しているのはポウ。ともにパーティメンバーです。

マッサージ上手

ノルンの師匠ゼルダリアは見た目は若いですが実際はかなりの高齢で、よくぎっくり腰になります。ゼルダリアの腰を治すうちにノルンのマッサージの腕が鍛えられたのでしょう。

リディーのマッサージではソフィーとプラフタが骨抜きにされていました。

仕事一筋

メルルが話しているのはエスティ、エスカが話しているのはマリオン。ともにお手伝いキャラとして登場します。

ルルアのエスティさんは一体何歳になってしまうのか。

ギルド制度

「トトリ」と「グランファンタズム」のシステムは、仕事をしてランクを上げることで行ける場所などが増えていくという点で共通しています。「リディー&スール」のアトリエランク制度も近いですね。

海竜

エリーとトトリはともに船で海竜と戦いました。エリーのほうが「フラウ・シュトライト」、トトリのほうが「フラウシュトラウト」で少しだけ名前が違います。

火山と温泉

「エリー」「メルル」ともに、火山の近くに温泉があり、両方とも入浴イベントがあります。

運の良い人

リディーとのイベントでメルルが話しているのはケイナですね。

運の悪い人

こっちはアデルベルトとライアス。アデルベルトの不幸っぷりはゲームシステムにも影響し、仲間にしていると敵とのエンカウント率が上がります。

船を作った人たち

エスカとロジーは飛行船を作り、フィリスは海用の船を作りましたが後で飛行船に改造されました。トトリも船を作りましたし、船を直すイベントは「エターナルマナ2」や「シャリー」にもありました。

もふもふのマナ

ウルリカ&うりゅとのイベントでヴィーゼが話す「ぽよぽよ」はファウスタスというマナです。ぽよぽよだぽよ。

エルスクーラリオ

「グランファンタズム」ではストーリーの根幹に関わるような本でしたが、他の作品では普通に参考書として登場します。語源を調べようとしたことがありましたが、結局分かりませんでした…

王族

メルルとのイベントでフェルトが話しているのはフィーとマックスです。帝国に滅ぼされたスレイフ王朝の生き残りであり、後にスレイフを再建することになります。

ヴェインとペペロン

ヴェインは「人工のマナ」であり、錬金術士テオフラトゥスによって造られた存在です。一方ペペロンは作中で正体が明言されないものの、話に出てくる「人とマナの間の子供」がペペロンであろうと推測されています。

マナの力を持ち、しかし純粋なマナではないものとして、ペペロンはヴェインに同じ匂いを感じたのかもしれません。

かっこいい仮面

姿こそ見えなかったもののマスク・ド・Gが登場していた様子。それを見てヴェインは「かっこいい」と言いかけましたが…ヴェインもグンナルに付き合わされて似たような仮面を付けていたことがあります。初めはやらされ感満載でしたが、最後の方は結構気に入っていました。

ランドマーク

イベントスチルなど「アトリエシリーズ20周年記念 公式ビジュアルコレクション」に画像が載っているものはその情報を書いています。

教会(マリー)

実際に教会が登場してシアが結婚式を挙げるのは「エリー」のほうです。このイベント中のアニメーションで外観が分かります。

野外ステージ(エリー)

エリーが歌を歌うイベントがあります。(ビジュアルコレクション「聖なる旋律」)

ケーキ屋(エリー)

エリーがチーズケーキ屋を開くエンディングがあります。

桜の樹(リリー)

錬金術で桜を咲かせるイベントがあります。(ビジュアルコレクション「サクラサク」)

妖精さんアカデミー(リリー)

妖精さんのためのアカデミーを建てるエンディングがあります。(ビジュアルコレクション「妖精さんアカデミー」)

図書館(ユーディー)

ヴェルンという街にあります。

宿屋(ユーディー)

ユーディーはタイムスリップしてきて自分のアトリエを持っていないため、それぞれの街の宿屋で部屋を借りてそこで調合をすることになります。

巨大酒樽(ヴィオラート)

クラリッサという名前で、ワインを無限に採れます。主な用途は酔っ払いおじさんのためのデコイです。

にんじん畑(ヴィオラート)

村が発展していない段階では村の中ににんじん畑があります。発展するとなくなります。

大きなにんじんは、オークションでヴィオラートを勝たせると画像中の大きな樹がある位置に建てられます。(にんじんが建っているセーブデータを持っていませんでした…)

養蜂場(ヴィオラート)

ハチに勝つと良いハチの巣が採れます。結構強い。

巨大チェス盤(エターナルマナ)

カ・ルダーの遊戯盤という場所。オリジナル版(ベストプライス版ではない初版)では、非常に倒しにくい敵が出る難所です。

剣の広場(エターナルマナ2)

フェルトはこの剣を抜き、旅に出ることになります。

水晶の碑(エターナルマナ2)

光のマナ、エイテルがいます。

温泉(グランファンタズム)

ポスポリア合戦場という、クマと妖精が戦争をしている世界。温泉があるのは中立地帯です。

移動用大砲(グランファンタズム)

同じくポスポリア合戦場にあります。移動用です。

アタノール(マナケミア)

武器調合ができます。

食堂(マナケミア)

外観が分かるスクリーンショットを。再現度高いですね。

風車(マナケミア2)

風吹き高原という採取地です。

ぷにぷにハウス(マナケミア2)

こちらは特にそういったオブジェなどがあるわけではないですが、マナケミア2は何かとぷにぷにに縁がある作品です。

噴水広場(ロロナ)

アーランドにあります。

パイショップ(ロロナ)

パイショップを開くエンディングがあります。

冒険者ギルド(トトリ)

原作に登場するアーランドのギルドは残念ながら外観が見えません。「ネルケ」のギルドは船の形をしているのでトトリの船の画像も載せてみましたが…どうでしょう?あんまり似せて作っている感じではないかなと思います。

ネルケ像(メルル)

メルル像を建てることが出来ます。正式名称は「伝説の冒険者像」だったり(錬金術士じゃないのか…)

キノコウ園

これは原作にこういう場所があるわけではありません。メルルがキノコ好きであることが由来です。

植物園(アーシャ)

原作での正式名称は「アルトゥール薬草園」。アーシャはここで採れた薬草から薬を作っていました。

リンゴの樹(エスカ&ロジー)

エスカの家系で代々育てられているリンゴです。

気球発着場(エスカ&ロジー)

飛行船を作った後なので飛行船があります。

浄水装置(シャリー)

Extraの設定画が分かりやすかったのでそちらを。ラストバトルの舞台です。

泉(シャリー)

先ほどの水源管理装置から供給される水が出ています。

鐘楼(ソフィー)

「ネルケ」でも非常に大きいランドマークでしたが、原作でもこのサイズ。ゲーム内だと全体像が全く見えないので設定画を。

カフェ(ソフィー)

こちらも全体像は見えませんが、店の前のテーブル・イス・パラソルなどは「ネルケ」でも再現されています。

キャンプ地(フィリス)

フィリスは焚き火跡のあるところでアトリエテントを開き、その中で調合をすることができます。

星の花畑(リディー&スール)

「星彩平原」という絵の中の世界です。とても美しく、そしてBGMも素敵なマップ。

画廊(リディー&スール)

原作の画廊はお城の中にありますが、「ネルケ」のほうの画廊はリディーとスールのアトリエ(自宅)とそっくりの形になっています。